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いつも「話が浅い」人、なぜか「話が深い」人

知性を感じる伝え方の技術

齋藤孝(著)

新書判/192ページ
2023年2月17日 発売/ISBN978-4-908170-33-1
発行・発売:詩想社
定価 本体1100円+税

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内容紹介

話の「深さ」は、人間の「深さ」である。

なぜ、あの人の話はいつも「浅い」のか?

話しぶりは流ちょうでも、
実は中身のない話をとうとうと話している人がいるものです。
そういった人たちは、まわりがいくらうんざりしていようとも、
「浅い話」を繰り返し、最終的には、
「浅い話」をする「底の浅い人」という評価をされるようになってしまいます。

当たり前のことばかり述べる話
ポイントを押さえていない掘り下げ方の甘い話
具体性がなく、終始、漠然とした話
思い込みが強くて視野の狭い話
ものを知らない、知識のない人の話
思いつきだけで、思考の形跡がない話
人生観のない話
普遍的視点がない話


・・・これらは聞いている人に、「浅い」という印象を与える話し方です。
情報や知識に乏しいというだけでなく、
その人自身が知的ではない印象を与えてしまうこともあります。
一方で、「深い話」ができる人は、
「あの人の話は示唆に富んでいる」、とまわりから好感をもたれることが普通です。
思慮深く、ものごとの本質を知っている印象もありますので、
周囲からは「深い人」として一目置かれることになります。
はたして私たちは、その人の話のどこに、
「浅さ」や「深さ」を感じるのでしょうか。
本書は、ビジネスの場面はもちろん、
日常の会話やテレビ、ネットに出ている人の発言などまで、
私たちのまわりにあふれる「浅い話」の問題点を解き明かし、
「深さ」、「浅さ」とはいかなるものなのかを具体的に示します。
そして、聞き手の心を動かす「深い話」をするための能力とはどのようなもので、
それをどう伸ばしていけばいいのかを解説。
あわせて、「深さ」を強調する話し方のテクニックも紹介。
「浅い人」から「深みのある人」へと変わる44の戦略。

目次

まえがき ◎あなたのまわりの「浅い人」

第1章 話の「浅い人」、「深い人」の違いはここだ
「深い話」をするために必要な3つの能力
「展開力」があると話は深くなる
「練られたもの」が深さである
深い人は「感覚の変容」体験がある
受け売りの誤情報に飛びつく「浅さ」
・・・など

第2章 本質がわかっている人は、やっぱり深い
普遍的な部分にまで思考できる人は深い
深さとは「具体的かつ本質的」なものだ
「本質」は斬新なものより「一見、平凡なもの」にある
「深さの感覚」を養う練習
細部に着目すると本質が見えてくる
・・・など

第3章 深い人は「エピソード」をもっている
具体化する力が話を深くする
話を深くするエピソードとは何か
実は誰もが、深いエピソードをもっている
見えないところで考えている深さ
「判断力」をキーワードにすると深いエピソードが見つかる
・・・など

第4章 「あの人は深い」と言われる話し方の技術
なぜか「深い人」の口癖
「スリーステップ論法」が話を深くする
会議で「あの人の意見は深い」と一目置かれる発言
逆質問に深さが出る
面接試験で深い受け答えをするには
・・・など

著者紹介

齋藤孝(さいとう たかし)

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に、『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)、『読書する人だけがたどり着ける場所』(SBクリエイティブ)、『「文系力」こそ武器である』、『頭のよさとは「説明力」だ』(ともに詩想社)などがある。

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