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「問いかけ」からすべてはじまる

質問力が人と組織を伸ばす

野村克也(著)

新書判/192ページ
2020年7月31日 発売/ISBN978-4-908170-29-4
発行・発売:詩想社
定価:本体1000円+税

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内容紹介

「質問力」が人材と組織の能力を引き出す!

人と組織が成長するために、何がいちばん必要だろうか
私がそう問われたなら、迷うことなくそれは、「問いかける力」だと答える。
これは、長年、プロ野球の監督として人材育成の現場に携わり、
自分もプレーヤーとして能力開発に懸命に取り組んできた私の確信だ。
人の成長、組織力の向上は、なぜ」と問いかけることが原点となって始動する。
「なぜ」と自問することで人は成長し、
「なぜ」とリーダーが問うことで人材も組織も潜在能力を開花させる。
人生とは、「なぜ」の積み重ねで発展していくものなのだ。

たった一つの「なぜ」が人生を大きく変える

日々、どのような問題意識、疑問をもつものが伸びていくのか。
どのようなリーダーの問いかけが、人材と組織の能力を伸ばすのか。
また、人を成長へと駆り立てる「なぜ」を、日々の生活の中で察知する「感性」の鍛え方とは。
ノムラ流「問いかけ」の技術を明かす。
2020年2月11日に逝去された著者の、亡くなられる6日前のラストインタビューを書籍化。

目次

第1章 伸びる人は「問いかける力」をもっている
・うまくいった理由を追究する
・うまい人に遭遇したときこそ自分自身に問う
・その技術の核心が何かを探究する
・伸びる人の問いかけ方
・「深い質問」と「浅い質問」の違い
など

第2章 「問いかけ」で潜在能力が開花する
・育成に必要なのは「指導」ではなく「問いかけ」だ
・「根拠」を常に問うことで人は成長する
・潜在能力を発揮させる問いかけ
・やる気を失いかけたものへの問いかけ
・目標を問えば人は伸びていく
・原理原則を問うて、問題意識を喚起する
・「ぼやき」とは考えるきっかけをつくる問いかけだ
・「人生とは何か」の問いから自分の仕事を考える
など

第3章 「問いかけ」で組織を伸ばす
・仕事への取り組み方が変わる問いかけ
・自分の処遇に不満をもつものへの問いかけ
・「〇〇だったらどう考えるか」という問い
・「あの人に話を聞いたらどうか」という問いかけの効果
・「相手の嫌がることは何か」という問い
など

第4章 「感性」を鍛えると人は成長する
・「感じる力」を磨くことが、問いかける力を向上させる
・無難型人間をやめてみないか
・伸びていく人のデータの見方
・模倣することで問題意識は高まる
・感性を鋭くする読書法
・「計画・実行・確認」が伸びる人の基本
など

著者紹介

野村克也(のむら かつや)

1935年、京都府生まれ。54年、京都府立峰山高校卒業。南海ホークスへテスト生で入団。4年目に本塁打王。65年、戦後初の三冠王(史上2人目)。MVP5度、首位打者1度、本塁打王9度、打点王7度。ベストナイン19回、ゴールデングラブ賞1回。70年、南海ホークス監督(捕手兼任)に就任。73年、パ・リーグ優勝。のちにロッテ・オリオンズ、西武ライオンズでプレー。80年に45歳で現役引退。90年、ヤクルトスワローズ監督に就任、4度優勝(日本一3度)。99年から3年間、阪神タイガース監督。2002年から社会人野球・シダックスのゼネラル・マネジャー兼監督。06年から09年、東北楽天ゴールデンイーグルス監督。2020年2月11日逝去。『野村ノート』(小学館)、『なぜか結果を出す人の理由』(集英社)、『言葉一つで、人は変わる』、『成功する人は、「何か」持っている』(詩想社)など著書多数。

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